「なんとなく良さそう」で選ぶのを、やめるためのブログです。
レチノール、コラーゲン、日焼け止め。よく聞く美容の話を、雑誌やSNSではなく学術論文まで辿って確かめます。数字はそのまま出します。そして、「ここまでは言えません」も正直に書きます。
記事
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日焼け止めのSPF、結局いくつを選べばいいのか
4.5年・903人の試験で使われたのは「SPF15+」でした
毎日塗ることの効果は、903人を4.5年追ったランダム化比較試験で確認されています。ただし、その試験で使われたのはSPF15+でした。「SPF50でないとダメ」を裏付ける長期試験は見つかりません。一方、日本人女性が顔に塗る量は基準の約15%でした。伸ばすべきは数字ではなく、量です。
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コラーゲンサプリの研究結果が割れている理由は、「誰がお金を出したか」だった
1,474人ぶんの試験を並べ直す
「効果あり」と結論したメタアナリシスと、「臨床的根拠なし」と結論したメタアナリシスが両方あります。その2つを分けていたのは、コラーゲンの種類でも用量でもなく、その研究に誰が資金を出したかでした。
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「風呂上がり3分以内に保湿」の根拠を探したら、それを否定する試験が2本出てきました
1円もかけずに、肌の乾燥を減らす
3分ルールに臨床的な裏付けはありませんでした。直後に塗っても、30分後・90分後に塗っても、角層の水分量に差は出ていません。ただし「塗らない」だけは別で、入浴前より乾きます。分かれ目は速さではなく、塗るか塗らないかでした。
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レチノールは濃いほうがいいのか
0.3%と0.5%を、顔の左右で比べた試験の答え
効果は濃度に比例せず頭打ちになる一方、副作用だけが濃度に比例して増えていました。0.3%と1%では、使用を中止した人が4人対23人。そして「週2回から始める」「バッファリング」に、臨床試験の裏付けは見つかりませんでした。
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「誘導体は皮膚でビタミンCに変換される」——その大前提を確かめた研究は、ブタの皮膚でした
ビタミンC製品を、証拠の強さで並べ替える
この分野で最も引用される経皮吸収の研究は、ブタの皮膚を使ったもので、しかも「誘導体を塗っても皮膚のビタミンC濃度は上がらなかった」と書かれています。新しく高機能とされる誘導体ほど、根拠が薄いという逆転が起きています。
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「飲んだヒアルロン酸が肌に届く」の出典をたどったら、ラットの呼気にたどりついた
塗る・飲む・打つを、いちど分けて考える
塗るヒアルロン酸には、大学資金の二重盲検試験を含む根拠があります。一方、飲むほうは確認できた試験が1本残らずメーカー資金でした。「効かない証拠」ではなく、「独立した検証が存在しない」という状態です。
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「肌断食」に根拠はあるのか
調べてわかったのは、誰も確かめていないという事実
肌断食を検証した臨床試験は、事実上存在しませんでした。理論的な支柱は1999年の「前腕」の研究1本きり。是非を裁定する代わりに、やめてよさそうなものと、やめてはいけないものを仕分けます。
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